東京に本拠を持つ日本看護協会は、看護業界にまつわるさまざまな情報発信、イベント開催、調査研究などを行う日本最大の看護職能団体です。同協会では看護業界従事者を対象とした生涯学習支援にも力を入れており、研修、看護師認定、管理職教育など数多くのサポートを提供しています。
この記事では、日本看護協会の研修について簡潔に紹介します。
さまざまなニーズに合わせた研修
同協会では、新人看護職員研修、がん医療に特化した看護研修、2015年と近年導入された特定行為に係る看護師制度のための研修など、幅広いニーズに合わせた研修が実施されています。
また同協会が定め、現在広く使われている看護の評価システム「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」(JNAラダーとも)のレベルに沿った学習も受けることができます。
研修は基本有料で同協会の会員は少し割引となります。またコースによっては応募要件があり、応募者の審査が行われる場合もあります。
研修は東京にある看護研修学校か神戸研修センターにて行われますが、インターネット配信を利用してオンデマンド受講ができるコースもあります。個人向け、施設向けの研修があり、個人向けのものはモバイル対応も導入しているなど、時代の流れに合わせた手法を取り入れています。