日本の「三師会」の一つである日本最大級の医師学会が、日本医師会です。1916年設立、東京に拠点を置き、現在では900を超える支部が全国に展開されています。地方自治体と連携し、医療、福祉、介護において各地域でさまざまな事業を行う現代の日本になくてはならない機関と言えます。
日本医師会生涯教育制度とは
そんな日本医師会が提供している教育制度が、「日本医師会生涯教育制度」です。医師として働き始めると個人の専門分野に狭まりがちですが、より広範な疾病知識を学ぶのを助けてくれるのがこの制度で、医師の自己研鑽のための研修という位置づけです。
医師免許取得直後から利用でき、規定のカリキュラムを修了すると日医生涯教育認定証を発行してもらうことができます。大学のように単位制となっており、連続した3年間の単位取得と、同機関の定めるカリキュラムを60単位以上修了すると認定されます。最短で医師免許取得から3年で認定を受けることが可能です。
単位取得の方法は、雑誌およびeラーニングでの問題解答、講演会やワークショップ参加、手術見学や解剖見学などの体験学習、臨床実習・研修での指導、医師国家試験問題作成、医学論文執筆などさまざまなものがあります。
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