日本内科学会は、日本最大の学術団体の一つで、内科学に関する研究発表、意見交換、認定医の認定などを行っています。拠点は東京で会員数は11万人を超え、学会誌(日英)も定期的に発行しています。
認定医制度とは
優れた内科臨床医の育成を目的として、1968年より実施されてきた歴史ある認定制度です。一定のレベル以上の能力を持つ内科医を「認定内科医」、より高い水準の能力を持つ内科医を「総合内科専門医」として認定します。認定を受けるためには、同学会の認定する施設で臨床研修を受け、試験に合格する必要があります。
臨床研修について
臨床研修を行うに相応しい規模と設備を備えた施設が、研修用施設として認定されています。ここで受験者は指導者(当該施設に勤務しており、日本内科学会から依頼を受けた内科医)のもと、臨床研修を受けます。
認定医試験の概要
施設での研修が終わると、試験を受けることになります。内科全般の医学知識と臨床知識を証明するための試験で、受験資格は以下をすべて満たしていることが求められます。
・医師免許を保有している者
・臨床研修を終了した者(所定の証明書類を提出する必要があります)
・申込時に同会会員となっており会費を納めた者
認定医資格を継続して保持するには、取得から5年後に再び認定更新の審査を受ける必要があります。また、同会会員でなくなるとこの資格は失効します。